エネルギーテクノサービス部 高田 光邦 入社1年目
夏になると耳にする機会の多い“食べ合わせ”という言葉。 あ「うなぎと梅干」や「スイカとてんぷら」等々、これらの“食べ合わせ”の多くは、医学的・栄養学的な根拠がなく、単体でなら摂れるはずの栄養素が、摂取しにくくなる程度だそうです。 あしかしながら、“食べ合わせ”というものが、現代まで伝えられ続けているということは、消化の悪いものを多く摂らないようにとの警告や過食への戒めなど、「暮らしの知恵」であることは確かだと考えられます。 あまた、“食べ合わせ”によっては、生活習慣病の予防や逆に促進する効果が生じることもあるそうです。 あ本格的な夏を前に、夏バテ解消に役立つ疲労回復効果のある食べ合わせなど、日々の食生活を見直してみては如何でしょうか? あ以下は、某誌に取り上げられていた「悪い食べ合わせ」の例です。
■ラーメン+ライス あいずれも炭水化物であるため、エネルギー変換に必要なビタミンB1が相対的に不足。このため炭水化物が脂質に変換され、脂肪細胞に蓄積されることにより肥満の原因となる。また、スープを飲み干すと、塩分過多となるので要注意。 ■ビール+フライドポテト あアルコールが肝臓で分解される時に、肝臓内では脂肪の合成を促進する酵素が発生するため、お酒と一緒にフライドポテトや鶏の唐揚げなどの高脂肪食品を食べると脂肪の合成が加速。 ■シラス+大根 あ魚類全般には、必須アミノ酸のリジンが含まれ、体の成長促進や修復を担う役割を果たしている。しかし、大根には、リジンインヒビターという抗体が含まれ、リジンの吸収を妨げてしまう。(魚を加熱すれば問題ないそうです。)
ちなみに、今日の昼食は、「悪い食べ合わせ」の一例がとても美味しそうだったので、ラーメンにライスを追加注文。 あ今は反省しています。……(笑)。