省エネルギーサービス導入事例『磯はなび』様
最終更新日:2017年9月13日 水エネルギーナビゲーション®システムの導入によって、従業員の省エネや経費削減に対する意識が変わりました
富山県高岡市に富山湾を一望できる宿として人気を博しているのが、雨晴温泉磯はなび。周辺には国指定の重要文化財である勝興寺や万葉歴史館など自然と歴史が調和し、地元客をはじめ、県外からも多くの観光客が訪れます。
磯はなび様はこれまで省エネに関して様々な取り組みを実施されましたが、平成22年に環境省の補助事業である自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)での補助金を活用し、弊社の省エネサービスの1つであるエネルギーナビゲーション®を導入した新たな省エネに取り組み始められました。
ここでは、弊社の省エネサービス(エネルギーナビゲーション®システム)について、実際に導入されている磯はなび様の支配人、安宅秀明様の声を交えてご紹介します。
省エネサービス(エネルギーナビゲーション®)の導入のきっかけを教えて下さい。
「省エネに関してはこれまで様々な提案があったが、本当に効果があるのかわからず踏み切れなかった。しかし、今回のエネルギーナビゲーション®の提案は、これまでの単なる機器の導入ではなく、「見える化」によって、いつ・どの場所で・どれだけ水道・電気・重油等が使用されているかがわかることで、どこに無駄や削減余地があるのか、明らかにすることができるという点がこれまでにない特徴であった。「見える化」によって従業員のコスト削減意識の工場にも役立つのではないかと重い導入に踏み切った。」
導入後の社員の方の意識変化など影響はありますか。
「これまでも従業員への省エネルギーへの意識付けや、節電・節水等の様々な省エネルギー対策を進めてまいりましたが、エネルギーナビゲーション®を利用することで、日毎・時間・浴槽毎・ボイラー毎などに、個別にエネルギー使用を把握することが可能になり、どこでいつエネルギー使用が増加しているか、そのためにどのような対策を立てるかなど、具体的な対策や妥当性の検討が可能になり、省エネルギーのための従業員への意識付け・動機付けが一段と進んだものと思います。」
導入後の最大のメリットはどんなものがありますか。
「水道・電気・重油等の使用状況が一目で分かるようになり、次の改善ポイントが明確になった。
システムからのデータを参考に、新たな風呂の省エネ化や省エネ機器の設置も行うことができ、導入後のコスト削減効果もすぐに検証することができた。
節約とお客様へのサービスのバランスを保つために心がけている点などありますか。
今年は社会全体で節電が叫ばれ、お客様にも節電に協力していただくような状況もみられるが、できればお客様の目に触れないところで、サービスの質を低下させることなく省エネ(コスト削減)を行っていきたいと考えている。
今後の省エネ改善、対策、導入予定のものはありますか。
風呂や給湯関係の省エネはほぼ完了したので、次は電気・設備・空調・断熱関係の省エネに取り組みたい。
※ 記事の内容は、冊子掲載当時のものです