株式会社エオネックス温泉事業温泉掘削
温泉掘削
温泉掘削工事から温泉成分分析書発行までを
トータルで行える全国唯一の温泉企業です。
わたしたちが持つのは全国屈指のノウハウと実績。
細やかな事前調査と豊富な地質学の知識で、確実な温泉開発へ。
細やかな事前調査と豊富な地質学の知識で、確実な温泉開発へ。
温泉開発の流れ
1. 調査 (予察調査、概査、精査)
予察調査:空中写真判読
予察調査は、現地調査に入る前に行ういわゆる予備調査で、予め調査対象地域の地形や地質および、断層などの有無を把握するために実施します。
目的 |
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結果 |
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概査:地表地質踏査
調査箇所が広範囲にわたる場合や、数ヵ所の場合などはあらかじめ概略的な調査を行い、開発の可能性が高い地区を抽出します。これにより、調査地域の概略の地質構造を把握し、精査に入る前の基礎資料を作成します。
内容 |
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結果 |
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精査:自然放射能探査
概査の結果をもとに精査を行います。精査では、温泉の最終的な開発可能性を検討するための情報が得られることを前提とした調査を主体に行います。
対象 |
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内容 |
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結果 |
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精査:電気探査
目的 |
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内容 |
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精査:電磁探査
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内容 |
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2. 解析〜各書類作成
総合解析
種々の調査結果に基づいて、最終的な温泉開発における可能性について、総合的に解析します。ここでは、温泉湧出に関わる
掘削地点・温泉井戸構造の検討
温泉には大別すると層状水型と裂か水型があり、存在する温泉脈をいかにして効率よく取水するかによって、工事の成果が左右されます。そのために最適な掘削工法を検討し、掘削の孔径や深度、遮水装置の配置などを考慮して温泉井戸構造図を作成します。
温泉審議会提出書作成
温泉を掘削する場合、各都道府県が開催する温泉審議会(年2〜3
回)開催に諮問し、知事の許可を得なければなりません。提出する書類には、地質学的な立場から可能性について検討した資料も必要になり、十分な検討がなされていない計画は受理されない場合もあります。
回)開催に諮問し、知事の許可を得なければなりません。提出する書類には、地質学的な立場から可能性について検討した資料も必要になり、十分な検討がなされていない計画は受理されない場合もあります。
温泉初期情報提案書作成
温泉開発を始めるにあたっての足がかりとして、計画地の温泉に関する情報の収集を多ない、最適な開発計画をご提案いたします。
- 計画位置と周辺既存厳選情報
- 周辺知周辺の地質状況
- 計画地の法規制
- 温泉掘削〜利用までのスケジュール
3. 工事 (仮設〜ケーシングパイプ挿入)
ライブラリページでは雰囲気、音などが分かる掘削現場の動画を掲載しています。
仮設作業
掘削作業を実施する前の準備作業として、現場周辺の状況を判断し、防音・振動対策及び泥水の飛散防止などの対策を行います。
温泉開発工事に使用される機材は地下千数百mにも及ぶ掘削能力を有する為、使用される櫓、ボーリングマシン、泥水ポンプなど主要な機材は大規模なものばかりです。その為、それら機材を配置するにはある程度大きなスペースが必要になります。周辺の状況により、殆どの現場が限られたスペースでの作業となります。仮設作業ではこれらの機材を作業敷地にあわせて、以降の作業が効率よく進むようにセッティングしていきます。
温泉開発工事に使用される機材は地下千数百mにも及ぶ掘削能力を有する為、使用される櫓、ボーリングマシン、泥水ポンプなど主要な機材は大規模なものばかりです。その為、それら機材を配置するにはある程度大きなスペースが必要になります。周辺の状況により、殆どの現場が限られたスペースでの作業となります。仮設作業ではこれらの機材を作業敷地にあわせて、以降の作業が効率よく進むようにセッティングしていきます。
掘削工事(1)
近年、温泉井戸の大口径仕上げのために危害が大型化され、掘進率の高い取り込ん工法が主流です。掘削中は掘削状況・湧逸水状況・地質状況を入念にチェックすることが温泉開発では重要です。
また近年、都市部での現場が増えており、当社では『近隣の皆様方の理解と協力』が温泉開発成功で重要と考え、騒音・振動対策に対して特に力を入れて取り組んでいます。
また近年、都市部での現場が増えており、当社では『近隣の皆様方の理解と協力』が温泉開発成功で重要と考え、騒音・振動対策に対して特に力を入れて取り組んでいます。
〈掘削工事〉遮音・振動対策
現場周りは万能塀による仮囲い、防音シートなどによる遮音対策を行います。あらかじめ振動の激しいと予想される地区や近隣に民家がある場合、ショックサブ(振動吸収装置)を取り付け環境対策を行います。
〈掘削工事〉暴噴対策
暴噴装置(BOP)は坑井掘削中又は坑井仕上げ作業中に、地面のガス層などからの暴噴を地上部で密閉し防止する装置です。
当社では不意に発生する暴噴に対して、迅速かつ確実に防ぐためにガス層などの影響が想定される地域ではBOPを設定します。
当社では不意に発生する暴噴に対して、迅速かつ確実に防ぐためにガス層などの影響が想定される地域ではBOPを設定します。
総合解析・検討
掘削中に得られた結果を総合的に解析し、温泉開発の可能性を検討、ストレーナー配置計画を立案します。
ケーシングパイプ挿入
孔内の保護、温泉の採取のため、ケーシングパイプを設置します。
また、浅部からの冷水浸入を防止するために、上部ケーシングパイプには外周部のセメンチングやベルカラー(遮水装置)を使用して、確実に遮水します。
また、浅部からの冷水浸入を防止するために、上部ケーシングパイプには外周部のセメンチングやベルカラー(遮水装置)を使用して、確実に遮水します。
4. 湧出した温泉の試験、温泉成分分析 (揚湯試験、温泉分析)
揚湯試験
湧出した温泉の能力を調べます。
試験は段階・連続・回復試験を実施し、湯量・温度・水位を測定します。この結果から適正な揚湯量を検討し、長期に渡り安定して温泉を利用していただくための資料とします。
試験は段階・連続・回復試験を実施し、湯量・温度・水位を測定します。この結果から適正な揚湯量を検討し、長期に渡り安定して温泉を利用していただくための資料とします。
温泉分析
掘削して噴出した地下水が温泉として認められるには、温泉法第15条に定める登録分析機関に判定を依頼する必要があります。
当社は2005年に石川県の民間企業として初めて指定企業となり、掘削から温泉成分分析書の発行までを一貫して行える国内唯一の企業です。★内容確認
温泉中分析では多くのノウハウをもとに、開発した温泉の成分の特徴より、有効利用法やメンテナンス計画を作成します。
当社は2005年に石川県の民間企業として初めて指定企業となり、掘削から温泉成分分析書の発行までを一貫して行える国内唯一の企業です。★内容確認
温泉中分析では多くのノウハウをもとに、開発した温泉の成分の特徴より、有効利用法やメンテナンス計画を作成します。
5. 設備工事
温泉の特徴(湯量、成分、温度)に合わせて、施設まで温泉を運ぶ設備工事を行います。
エオネックスは、その温泉がもつ特殊性とお客さまのニーズを踏まえ、
イニシャルコストとランニングコストの両面から最適な温泉設備を提供します。
源泉揚湯ポンプ
地中から温泉を汲み上げるポンプの選定は、温泉設備工事の中でも、もっとも重要です。
その温泉の湯量、成分、温度や溶存カスの有無などを検討し、最適な機種を選定しなければなりません。ほとんどが受注生産のため、万が一の故障に備えて予備ポンプの配備をおすすめします。
その温泉の湯量、成分、温度や溶存カスの有無などを検討し、最適な機種を選定しなければなりません。ほとんどが受注生産のため、万が一の故障に備えて予備ポンプの配備をおすすめします。
主な設備
- 源泉ポンプ
- 低水位電極
- 揚湯管
- 圧力計
温泉処理設備
高すぎる温泉濃度を安定させるために処理設備を設置します。
鉄分やガス濃度が高すぎるあまり、設備の故障を招くリスクを軽減するためです。この処理により突発的なトラブルやランニングコストの減少を図ります。
鉄分やガス濃度が高すぎるあまり、設備の故障を招くリスクを軽減するためです。この処理により突発的なトラブルやランニングコストの減少を図ります。
主な設備
- 除鉄装置
- ガスセパレーター[特許出願中]:可燃性天然ガス(メタンガス)を分離
- スケール抑制剤
- 前処理槽
- 源泉処理ポンプ
制御盤・管理機器
ポンプ制御装置は、ポンプのON-OFF制御と故障保護機能のみを備えたものが一般的ですが、源泉の特性に合わせた制御を加えることで、より良い管理が可能となります。例えば各種センサーとインバータを組み合わせて揚湯を制御することで、安定かつ経済的な揚湯が可能となり、さらに記録計によって温泉の利用状況をデータとして残していくことで、運用方法の改善や、長期的な修繕計画のための基礎データが得られます。
主な設備
- 制御装置
- デジタルレコーダー
- 測温抵抗体式温度センサー
- 電磁式流量計
- 圧力式液面計
送湯設備
源泉施設から運用施設へと温泉を運搬するための設備であり、耐熱性・保温性・耐食性等の基本性能が備わっていることが要求されます。その上で、配管路の地形や地質の状況、距離に応じ、管強度、施工性、経済性などを考慮して材料の選定を行っています。
主な設備
- 地熱水送湯用パイプ
- 温泉送湯用埋設管
- 断熱保護管付架橋ポリエチレン管
- 一体型FRP保温水槽
- ポンプ室付きFRPパネル式水槽
- FRP保温パネル水槽
- 送湯ポンプ(グルンドフォスポンプ)
- フライホイール付きポンプ
温泉スタンド
温泉利用の一つの方法として、温泉を自宅に持ち帰ることができる配湯サービスがあります。過剰量の利用を避けるため、形態として温泉スタンドをおすすめします。また、専用コインを採用することで、防犯対策や特定利用者への配湯管理が可能となる他、コインのオリジナルデザインによるイメージアップ効果があります。
浴槽循環ろ過設備
運用施設では浴槽を衛生的に保つため、循環ろ過設備が必要となります。循環ろ過設備には浴槽の温度を維持する昇温設備や殺菌設備が組みこまれています。循環ろ過器やポンプ、熱交換器の選定は、温泉の特性を踏まえた上で、メンテナンス性・経済性を検討し行います。特に、殺菌設備は温泉の成分によって殺菌効果が大きく変化するので、充分な検討が必要です。
主な設備
- 昇温循環ポンプ
- 補給ポンプ
- 熱交換器
- かけ流し浴槽
- 循環浴槽
- ろ過装置
- ろ過循環ポンプ
- 殺菌設備
6. 開業へ
温泉と施設が永く人々に愛されるように、運用とメンテナンスもサポートしています。